2014年4月5日土曜日

インセイン 「積もる記憶は花弁に似て」


マルチジャンル・ホラーRPG インセイン (Role&Roll Books)


今週はリアル仕事がちょっと厳しい感じでゴリゴリと体力削られて、14時間睡眠とかぶちかました一乃瀬さんです。こんにちは。

まぁ、そういう体力だからこそ閃くものはあるもので、帰宅途中の自転車上で思いついたアイデアを形にしてみたり。

まだ予告とハンドアウトしかないけどね!

なお、このシナリオには素敵なハッピーエンドも、派手なクライマックスもありません。
あるのは、郷愁と、後悔だけ。


残りもできたら、明日のコンベンションに持って行けるかも?

……。
まぁ、それ以前に朝ちゃんと起きれたらね!




ケイから手紙が届いたのは、ずいぶん久しぶりの事だった。
今でもあの頃──小学生だった僕らのことを思い出す。
 
学校の帰り、空き地に集まって、駄菓子屋に寄り道。
公園にあった大きな桜の木は、僕らみんなの秘密基地。
路地ひとつ抜けるだけで、ワクワクする冒険だった。

しかし、僕らは大きくなって、もうあの街にはいない。
手紙を受け取った僕らは、自然とあの街に集まっていた。

扉は、ただ静かに開かれる時を待っているのだと知らず……。

インセイン
「積もる記憶は花弁に似て」

──楽しい日々の思い出に、          
    隠された最初の記憶の欠片──



PC1用ハンドアウト
ケイから届いた手紙を見て、君は懐かしい気持ちを思い出した。
君は、ケイの事が好きだったのだ。
ケイの引っ越しを機に疎遠になってしまったが、それでも君の心には優しく甘酸っぱい思い出が残っているのは確かなようだ。
君の使命は、「記憶の欠片を探す」ことである。
(※ケイの性別は、PC1のPLが決定すること)


PC2用ハンドアウト
ケイから届いた手紙を見て、君は懐かしい気持ちを思い出した。
小学生の頃は、いつものメンバーで集まって、毎日のように遊び回ったものだ。
しかし、なぜ今になってケイから手紙が届いたのだろうか。
──そして、あの街を遠く離れて暮らしているのに、なぜケイはこの住所を知っていたのだろう。
君の使命は、「記憶の欠片を探す」ことである。


PC3用ハンドアウト
ケイから届いた手紙を見て、君は懐かしい気持ちを思い出した。
懐かしさに誘われて子供の頃に育った街に帰ってきてみた君は、思いもよらなかった再会を果たす。
懐かしいメンバーと再会しただけで、この街に戻ってきた意味があったというものだ。
君の使命は、「記憶の欠片を探す」ことである。


PC4用ハンドアウト
ケイから届いた手紙を見て、君は懐かしい気持ちを思い出した。
ケイに誘われるままに街に戻ってみたら、あの頃の仲間達が待っていた。
しかし、肝心のケイがいないのはなぜだろう。
ケイのやることだから、きっと意味はあるはず。もちろん、ただの同窓会のつもりなのかもしれないが。
君の使命は、「記憶の欠片を探す」ことである。


PC5用ハンドアウト
ケイから届いた手紙を見て、君は懐かしい気持ちを思い出した。
君は他のみんなとは違い、この街に残っていた。
この街はずいぶんと変わってしまった。子供の頃の思い出のままに残されている場所など、ほとんどない。
あの頃の仲間が集まっても、彼らに見せるべき思い出は見つかるのだろうか。
君の使命は、「記憶の欠片を探す」ことである。

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