2013年3月5日火曜日

ポリカーボネート用塗料はガンプラの夢を見るか。



しばらく夜勤続きのせいで昼間から今までガッツリ寝てた一乃瀬さんです。おはようございます。
リズム狂いますが、仕事ですから。

さて。

先日、梅田ヨドバシにて時間つぶしがてら塗料を物色していた時のこと。

カラースプレー系の棚で、『偏光ピンク/ゴールド』とか『偏光パープル/グリーン』などという面白げな塗料を発見しました。
どうも見る角度によって色が変わる塗料らしい。

しかし、さっそく手に取ってみた缶には、「★プラモデル(スチロール樹脂)には適しません。」の文字が。

とりあえず買って試そうと思ってレジに持って行ったら、こんな会話に。

店員「こちらはプラモデル用の塗料ではありませんが、お間違えないですか?」
一乃瀬「はい、大丈夫です。これってプラモに使ったらどうなるんでしょう?」
店員「成分が異なりますので、プラモの表面を溶かして定着することができません。ですので、色が付かないか、付いてもすぐに剥がれてしまいます」

堂々の断定口調です。

さすがに一瞬躊躇しかけましたが……。


とりあえず、「どう失敗するのか」を確認するために、実験してみることにしました。




使ったのはジャンク箱から引っ張り出してきた、AGE-1ノーマルのスネパーツ。

片方はなにもせずプラ材に直接吹きつけ。
もう片方はラッカースプレーのフラットブラックを塗装した上で吹き付けています。
並べてスプレーしているので、塗膜の厚さは同程度。


 


……はい。普通に塗装できました。
見た目は細かいラメが使われていて派手な印象。

メタリック塗装ということでしたが、基本的にはクリア塗料らしく下地の影響をかなり受けます。
表面を触った限り、ラッカー塗装とほとんど変わらない印象。
マスキングテープを貼り付けて剥がしたりしてみても、塗料が浮いたり剥がれたりすることはありません。
爪楊枝でひっかいても傷一つなし。
きちんと食いついているように思えます。

24時間ほど放置してみましたが、状態には一切変化ありません。



さらに追加の試験として、白の方にエナメル塗料を使った墨入れを、黒の方にはラッカースプレーを使ったトップコートを施してみました。




エナメル塗料をはみ出すくらいに塗って、溶剤で拭き取る……という通常の手順で墨入れしてますが、問題なくできてます。
塗装面が溶け出したりする様子はありません。

また、クリアコートの方も塗面に異常はありません。


結論:……これ、普通にプラモ用でも使えるんじゃないの?
(※ ただし、塗面の厚さや塗り方、経年変化によって結果が変わる可能性があります。試す場合は失敗しても泣かない強い心と自己責任で!)

1 件のコメント:

  1. 前からポリカーボネート用の偏光カラースプレーをプラモに使いたいと思っていて、店員に聞いたところやはり「プラモデルに塗装してもうまく塗料が乗らないです」と言われたので、諦めました

    でもこの記事を見て安心しました
    今度実際に試してみようと思います!

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